任意整理と奨学金・教育ローンの関係について
こんにちは。
現在、私はホーチミンに滞在しています。
海外に行くと、どこに行っても目に入るのがユニクロです。
私自身、日本でもユニクロの商品をよく購入するため、海外で同じ製品の価格をつい比較してしまいます。
いくつか見たところ、価格は日本の1.2〜1.5倍ほど。
「日本のユニクロも値上がりした」と感じているのに、それ以上となるとかなり割高です。
また、海外の露店ではブランド物の“なんちゃって商品”がよく売られていますが、なんと今回はユニクロの靴下の偽物まで並んでいました。
ユニクロはもう“ファストファッション”という枠を超えてきているのかもしれません。
◾️ 本日のテーマ
さて今日は、ショート動画・TikTokで取り上げた
「任意整理をすると子どもの奨学金制度や教育ローンに影響はある?」
について、もう少し詳しくお話ししていきます。
親が任意整理をしていても、子どもの奨学金制度は利用できます
結論から申し上げると、
親が任意整理をしていても、子どもの奨学金制度は利用可能です。
奨学金制度は、あくまで「子ども本人が借主(主債務者)」となるため、親の信用情報が直接影響することはありません。
ただし問題となるのは、
親が連帯保証人になれるかどうか
という点です。
親が事故情報に載っている場合、連帯保証人になれないことが多い
任意整理をすると、完済後5年ほどは信用情報機関に「事故情報」として登録されてしまいます。
この期間中は、連帯保証人としての審査に通らないケースが多く見られます。
そのため奨学金制度を利用する際には、
「機関保証制度」
を利用することが一般的になります。
機関保証制度とは?
機関保証制度は、
一定の保証料を支払うことで
連帯保証人がいなくても奨学金制度を利用できる
という仕組みです。
返還が延滞した場合、保証機関が一時的に立て替えますが、当然その後は本人が返済する義務があります。
一方、教育ローンはどうなる?
奨学金制度と教育ローンは似ているようで、実は仕組みが大きく異なります。
● 奨学金制度
→ 借主は子ども本人
→ 親の信用情報は直接関係ない
● 教育ローン
→ 借主は多くの場合「親」
→ 申込時に信用情報の照会あり
→ 親が事故情報に載っていると審査通過はかなり難しい
教育ローンは、多くのご家庭で親が借主となるため、申込時に信用情報を確認されます。
任意整理の事故情報が残っている期間中は、審査が非常に厳しくなるという点は押さえておく必要があります。
まとめ
- 親が任意整理をしていても、子どもの奨学金制度は利用可能
- ただし、親が連帯保証人になれないことが多く、機関保証制度を利用することになる
- 教育ローンは 親が借主となるため、任意整理の影響を大きく受ける
任意整理をしたからといって、進学の道が閉ざされるわけではありません。
制度ごとの違いを知っておくことで、不安を軽減し、必要な準備を進めることができます。
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