任意整理では、手続きをする会社を選べるって本当ですか？

こんにちは！

今日、会社の近くを歩いていると、外国人の方に道を尋ねられました。
昔は突然声をかけられるとドキドキしていましたが、ここまで頻繁に聞かれるようになると、だいぶ慣れてきました。
なんとか簡単な英語で行き先をお伝えできるようにもなり、少し自分でも成長を感じています（笑）

■ 本日のテーマ

さて、本日アップしたショート動画・TikTok

「手続きに入る会社を選べるって本当ですか？」

の補足として、ブログで少し詳しく解説したいと思います。

結論：選ぶことはできます

結論から申し上げると、

任意整理では「手続きをする会社」と「手続きに入れない会社」を選択することができます。

例①：オートローンは外すことが多い

オートローンについては、任意整理の対象にすると車を引き揚げられてしまいます。
そのため、ほとんどの場合は任意整理の対象から外します。

例②：勤務先の関連会社を外したいケース

勤務先の関連企業でカードを利用している場合、「会社に知られたくない」という理由で外す方もおられます。

• イオン銀行で借入 → イオンで勤務
• エポスカードでショッピング → マルイで勤務

などが典型例です。

例③：残高がごく少額の会社

残債が少なく、すぐに完済できそうな場合は、手続きに入れず自己完済していただくケースもあります。

ただし…特別な理由がなければ「全部まとめて」がおすすめ

上記のような合理的な理由がある場合を除き、基本的には
すべての会社を任意整理の対象にした方が良い
と感じています（実際、そのようにアドバイスしています）。

理由は主に２つあります。

理由①：交渉がスムーズに進みやすい

任意整理の交渉では、

• 毎月の収入
• 支出
• 借入（ショッピング）している全社の情報

などを提出します。

その際、手続きに入っていない会社があると、「なぜそこだけ外しているのか？」と聞かれることがあります。

それが理由でまとまらなかったことはありませんが、
明らかに不公平感があると、交渉に影響が出ることは避けられません。

理由②：返済計画が安定し、完走しやすい

経験上、
すべての会社を任意整理に入れた方が、返済が計画的に進み、最後まで完済できる方が多いです。

手続きに入らなかった会社がある場合、
「やっぱり返済が大変なので、残っている会社もお願いしたいです…」
と数ヶ月後に追加で依頼される方がかなりおられます。

費用面について

任意整理には費用を頂く形になります。

ただし、残額があまりにも少額の場合は費用がかえって損になってしまう場合や、費用を支払って頂いてまだ手続きをしなくても良い会社につきましては、無理に手続きをお勧めすることはありません。

相手会社ごとに対応や方針も異なりますので、まずはお気軽にご相談いただければと思います。

相談だけ」でも大丈夫です

• どこに相談したら良いか分からない
• 手続きが不安
• 一歩踏み出せない

そのような方も大勢いらっしゃいます。
無理におすすめすることはありませんので、まずは「話を聞くだけ」でも大丈夫です。

一歩踏み出すだけで、気持ちがぐっと楽になる方が本当に多いです。

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アイル総合司法書士事務所

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